治療事例/グローインペイン
(股関節周囲のスポーツ障害)
>治療事例/グローインペイン(股関節周囲のスポーツ障害)
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治療の背景
新潟市西区 10代 男性
サッカー部に所属し、練習の最中に股関節の痛みを感じ、練習が不参加となる。
歩行だけでも痛みがあり、ダッシュ動作、キック動作それぞれ困難の状態でご来院。
安静時疼痛(ー)、歩行時疼痛(+)、ダッシュ時の疼痛(++)、キック動作の疼痛(++)
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治療の内容
・腹直筋、外腹斜筋、内腹斜筋、腹横筋、大腿直筋直頭、大腿直筋反回頭、外側公筋、内側公筋、中間公筋、中臀筋、小臀筋、大腿筋膜張筋、恥骨筋、縫工筋、長内転筋、大内転筋、薄筋、大腰筋、腸骨筋、腸骨関節包筋(IC)のリリース
・鼠径靭帯、腸脛靭帯、大腿神経、外側大腿皮神経、腸骨下腹神経、大腿動脈、大腿静脈のリリース
・骨盤、股関節のエクササイズ
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治療の結果
ダッシュ動作とキック動作ともに痛み消失
練習と試合に参加可能
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しん接骨院からのメッセージ
グローインペインは股関節周囲のスポーツ障害の総称で、サッカー以外にも陸上競技やバスケット、テニスやバドミントンなど様々なスポーツで発生します。グローインペインには場所によって大きく分けて5つの分類がありますが、共通して言えることは腹筋を行なってはいけないということです。痛みのため練習の参加が出来ずに別メニュー調整で腹筋のトレーニングをしてしまいがちですが、腹筋の一番浅層にある腹直筋はトレーニングを行うことで筋膜のつながりからグローインペインは悪化する研究報告があります。治療としては腹筋のテンションを落としつつ股関節にある問題となる筋膜や神経、血管や滑液包を確実にリリースしていきます。また、症状安定のためのエクササイズもしっかりと行なって頂ければ症状は回復へと導くことができます。