新潟市中央区　４０代　女性

６ヶ月前からしゃがみ動作で膝の内側の痛みを感じ始め、市販のサプリメントで様子を見ていたが徐々に症状が悪化し歩行時でも痛みがあり歩行困難となったために症状改善を願いご来院。

安静時疼痛（ー）、歩行時疼痛（＋）、しゃがみ時の疼痛（＋）、正座時の疼痛（＋＋）

・大腿直筋、外側公筋、内側公筋、中間公筋、中臀筋、小臀筋、大腿筋膜張筋、恥骨筋、縫工筋、長内転筋、大内転筋、薄筋、膝関節筋、大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋、膝窩筋、腓腹筋、ヒラメ筋、足底筋のリリース

・腸脛靭帯、大腿神経、外側大腿皮神経、伏在神経、脛骨神経、総腓骨神経、脛骨大腿動脈、大腿静脈のリリース

・膝蓋上嚢、膝蓋下脂肪体、内側側副靱帯、外側側副靱帯、膝蓋横靭帯のリリース

・股関節、膝関節、下腿のエクササイズ

歩行動作の痛み消失

しゃがみ動作、正座動作の痛み消失

変形性関節症（OA）には膝がポピュラーですが、股関節や肘関節、親指の関節（CM関節）など様々な場所に起こる病態です。TVのCMでもよく目にする軟骨が減っているという認識が一般的ですが、そもそもなぜ軟骨の一部が擦り減るのでしょうか？それは、膝など問題が発生している関節を挟んでいるの上下の関節が動かない、つまり硬いことが原因です。膝関節で言えば、股関節や足関節の硬さに問題があることで足全体が捻れ歪みを作り、軟骨の一部にストレスが集中して症状が発生します。また膝のお皿（膝蓋骨）が正しい位置にいない or 全く動かないことも症状の原因の一つとなります。軟骨の一部が剥げたまま放置して生活していると、シストと呼ばれる穴が大腿の骨に複数現れます。その状態が人工関節のオペを行うサインと言われています。その状態に陥る前に、それぞれの関節の正しい動きを取り戻せば人生の最後まで自分の骨のままでいれますので、早めにご相談頂ければと思います。