こんにちは!しん接骨院スタッフの宗村葉月です。
【柔道整復師×ヨガ】という視点で、今たくさんの人が参加されている流行りのヨガとピラティス。皆さんご存知ですよね!
そこで、「体の構造や筋肉(解剖学)を学んだ私【柔道整復師】がヨガ・ピラティスを始めたら、よりたくさんの方々に貢献できるのでは!?」と思い、接骨院でヨガ・ピラティスの良さをたくさん知ってもらえるように色々勉強してみました!
ヨガやピラティスは姿勢改善や身体の引き締め・ダイエットなどの効果が期待でき、女性やアスリートといった多くの方から注目されています。体験後は感じたことのない体の軽さを感じたこともあるのではないでしょうか?実は私もその一人で、長年にわたり巻き肩に悩んでいましたが、自然と正しい姿勢で立つことができるようになり、肩こりや背中のたるみを解消することができました!この記事ではヨガ・ピラティスの違いや歴史や効果についてご説明させていただきます。
ヨガの歴史と目的
「ヨガを始める前にまずは、ヨガの原点を知らなければ!」と思い、私宗村が調査してきました。
そもそもヨガとは?
ヨガは、古代インドで生まれ【瞑想法】を主とした修行の一環として始まったのがきっかけです。ヨガという言葉はサンスクリット語で《繋がり》という意味があります。身体・心・魂を神(あるいは宇宙)と結びつける修行法として行われてきました。
ヨガといえば、あの独特なポーズと呼吸法が印象的ですよね!実はどちらにも名前があるのは知ってましたか?ポーズは《アーサナ》と呼ばれ、呼吸法は《プラーナヤーマ》と呼ばれています。この2つを組み合わせたものを【ハタ・ヨガ(力強いヨガ)】といい、現在世界中に普及しているポーズ、呼吸法はこの伝統的なハタ・ヨガの一部と言われています。
ちなみに、日本にヨガが来たのは1919年頃なんです!!こんなに前から日本にヨガがあったなんて、すごくびっくりしました(笑)
ヨガの本来の目的は心の安定
まず、ヨガの本来の目的としては【心の安定を目指す】ことです。お仕事や日常生活が忙しい方や余裕のない方が取り組むことで、心地よい日常を取り戻すきっかけとなる運動がヨガです。
ポーズには身体の歪みの矯正、柔軟性、体力の向上に効果があります。さまざまなポーズを取ることで背骨や骨盤を正しい位置に整えたり、普段使わない筋肉、関節を動かすことで柔軟性、体力の向上に期待されています。
呼吸法には呼吸、瞑想には自律神経を整える効果があります。呼吸、瞑想をすることで集中力が高まり、穏やかで揺るぎない精神状態(心のゆとり)を作り出す効果があります。
ピラティスの歴史と目的
ヨガを調べたからには、一般的に要素の似ているピラティスについても知っておきたいですよね。お任せください!私宗村、ピラティスについても調査済みです。
そもそもピラティスとは?
ピラティスは【西洋のヨガ】とも言われ、1920年代ドイツ人の従軍看護師ジョセフ・ピラティス氏が負傷した兵士のリハビリトレーニングのために激しい運動が難しい人でも筋力の強化ができるエクササイズを提案したことが始まりです。ピラティス氏自身も元々体が弱く、自分の身体を鍛えるために様々なスポーツ、武術、エクササイズを研究、実践を続けていたそうです。
ピラティス氏が残した有名な言葉があります。
すごくいい言葉ですよね。このように正しい運動、正しい呼吸法だけでカラダもココロも変えられるということがわかります。
さらにピラティスには《マットピラティス》と《マシンピラティス》があります。マットは入院中のベッドの上でもできるように開発されました。マシンはマシンを使ってインナーマッスルを中心に鍛えるエクササイズです。
ピラティスは体の引き締めや機能改善が目的
ピラティスの目的は、【体幹、インナーマッスルを鍛えてバランスの取れた身体を作る】ことです。体幹の強化、背骨、骨盤の矯正、姿勢の改善、骨格の歪み、筋力不足の解消にも繋がります。インナーマッスルを中心に鍛えるため動きながら自分を内観(自分の内側の観察)していくことから【動く瞑想】とも呼ばれています。筋肉もある程度つけながら身体を作り、ボディーメイクの効果が期待されています。
ヨガとピラティスの違いは目的と呼吸法
実は私、調べるまでヨガとピラティスって同じようなものだと思っていました(笑)ヨガとピラティスの歴史と目的に触れ、あることに気が付いた方もいらっしゃると思います。それは、目的と呼吸法。
ヨガの目的はリラックスしながら心身を整え、精神状態を整える。一方ピラティスは身体を健康的に鍛え、体力、筋力不足の解消、歪みの矯正し身体が弱い方やケガをした方のために考案されたリハビリトレーニング。
このように、リラックス効果や心の安定、精神状態を整えるヨガ。体幹、身体を鍛える、体力、筋力不足の解消が期待されるピラティスの違いがより分かりますね。
ヨガは腹式呼吸 ピラティスは胸式呼吸
ヨガもピラティスも呼吸法が大切になってきますが、大きな違いがありました。
まずヨガは、【腹式呼吸】を行なっています。腹式呼吸を意識しながら呼吸に合わせてポーズを取り静止します。ポーズのキープによってストレッチ効果を得るとともに、腹式呼吸で副交感神経を活発化させてリラックス、ストレス解消効果が期待されています。
一方ピラティスは、【胸式呼吸】を行なっています。胸式呼吸は呼吸が浅くなってしまうため、慣れるまでは大変です。それでも胸式呼吸と身体を動かす面では、有酸素運動をしているのと同じ効果を得る事ができます。また、胸式呼吸を行う事で交感神経を活発化させ、自律神経を正す効果が期待されています。
現在行われているヨガ・ピラティスですが、団体やインストラクターによっては呼吸法も様々です。源流として、元々の成り立ちからヨガは腹式呼吸、ピラティスは胸式呼吸という違いがあります。
ヨガとピラティスどっちがおすすめ?
ここまで、ヨガとピラティスの歴史や目的、何が違うのかを解説してきました。結局どちらがいいのか、自分に合うのはヨガなのかピラティスなのか?と迷う方も多いと思います。
結論から言います。【自分がどのように身体を整えたいか】ご自身の目的に沿って選択していただきたいです!
リラックスしたい人はヨガがオススメ!
- 瞑想法や呼吸法に興味がある
- リラックス効果を得たい
- ダイエットしたい(長期的)
- 運動は初心者だけど身体を動かしたい
- 身体と一緒に心のバランスを整えたい
このようにリラックス効果や呼吸法、瞑想法で心と身体を整えたい方はぜひ、ヨガにチャレンジしてみてください
姿勢や身体の歪みを整えたい人はピラティスがオススメ!
- 身体を健康的に鍛えたい
- 運動不足の解消
- ボディーラインを整えたい
- 姿勢、歪みを整えたい
- ダイエットしたい(短期的)
このように体幹を鍛えたい、美しく健康に身体を整えたい方はぜひ、ピラティスにチャレンジしてみてください!
ヨガやピラティスで心身の健康を目指しましょう!
皆さんいかがでしたか?今流行りのヨガとピラティスですが、意外と知らなかった事、奥が深い事などどちらの良さも知る事ができたと思います。初心者の私もだいぶ詳しくなれた気がします!
現代では、様々な方法のヨガやピラティスがあります。必ずしも、私が紹介した内容のように互いに特化しているわけではありません。ヨガとピラティスのそれぞれの良さ、効果を取り入れた方法が多いようです。ですが、どちらがどう違うのか、何が目的で何の為にやるのかということが分かれば、どちらをやろうか迷っている方は、自分に合う方を選択しやすくなります。また、現在ヨガ・ピラティスをやっている方は、本当に自分の目的に合っているのかという再確認やより深く取り組むことが出来ます。
このように、まずは目的、成り立ちから理解してから始めるのもいいかもしれませんね。この情報で少しでも皆様のお役に立てれたら嬉しいです。
次回は、実際のヨガ・ピラティスの動きを動画や画像を含みながらどこに効いているのか、何に効果があるのか解説していきたいと思います。お楽しみに!!
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