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後悔する前に!肉離れの原因と予防について

アスリート
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こんにちは。赤澤です。

段々気温も暖かくなり、体の動かしやすい季節になって来ました。
久しぶりに運動しよう、部活やクラブ活動が忙しい、普段しないようなお掃除をしよう、、、

今まで出来なかった、してこなかった事を急にする時こそ怪我に注意が必要です。

今回は、そんな時期に起こりやすい怪我の1つでもある【肉離れ】について
お話ししたいと思います。
肉離れは、あらゆるスポーツ、あらゆる筋肉に起こり得ます。

大きな怪我をしない為にも、肉離れの知識を身につけていきましょう!

 

肉離れとは

 

筋肉の強い収縮と同時に、反対方向に強く引き伸ばされるような力が加わって
筋肉が切れてしまう怪我
のことです。

主に、急なダッシュや、ストップ動作、ジャンプからの着地などのタイミングで好発します。

その瞬間は、鋭い痛み、「プチッ」という音が聞こえるなんて言われたりします。

1、羽状筋(筋肉の繊維が鳥の羽のように斜めに走る筋肉)
2、遠心性収縮(伸張性収縮、エキセントリック)
3、筋腱移行部(筋肉と腱の境目)

もっと詳しく言うと、上記の条件化で肉離れがおこりやすいと言われています。

 

 

肉離れの原因

皆さん、肉離れは何故起こるか分かりますか?
原因は様々あります、
原因をしっかり理解することで肉離れを起こさないようにしていきましょう!
【肉離れの主な原因】
・過度な筋収縮
・急な筋収縮
・柔軟性の低下
・ウォーミングアップ不足
・環境条件(天候や睡眠不足やハードスケジュール等)
・疲労の蓄積
・アライメント異常(筋肉や骨の捻れ)
・オーバーユース(使いすぎ)
・不良姿勢
・筋力バランスの乱れ

先程、肉離れはあらゆるスポーツ、あらゆる筋肉に起こり得ます。と、言いましたが
どんなに体のケアやメンテナンスをしていても肉離れを起こしてしまうことはあります。
ですが、日頃からケアやメンテナンスをすることで肉離れを起こす確率を下げておくことはとても大切です。

 

 

筋肉の収縮について

 

筋肉の収縮の仕方にも違いがあります。
収縮について、色々な言葉を聞くと思うので簡単に説明します。

遠心性収縮(伸張性収縮):筋肉が収縮している状態で、引き伸ばされる状態

求心性収縮(短縮性収縮):筋肉の起始と停止が近くように短縮する状態

例として、ダンベルを持った手をイメージすると分かりやすいです。

ダンベルを持った手の肘をゆっくり曲げていく時の上腕二頭筋の筋肉(力こぶの筋肉)が求心性収縮(短縮性収縮)を起こします。

次に、ダンベルを持った手をゆっくり伸ばしていくと負荷(ダンベル)に耐えながら上腕二頭筋の筋肉は引き伸ばされつつ遠心性収縮(伸張性収縮)を起こします。


硬くなっている筋肉が、逆方向に強く引き伸ばされた時=遠心性収縮時に肉離れが多発します!

 

 

肉離れの多いスポーツ

あらゆるスポーツで肉離れは起きると言いましたが、どのスポーツが1番多いと思いますか?圧倒的に多いスポーツがあるんです!

 

それは、陸上競技です!!

 

陸上競技に続き、サッカー、フェンシングの順番に多いそうです。

そして、肉離れで最も多い筋肉は、大腿二頭筋長頭(ももの裏)です!
肉離れの約40%は、大腿二頭筋長頭が占めています。

上記の肉離れの原因の項目に当てはまる方、“座っている事が多い”、“ももの裏が硬いな”と思っている方も人ごとではありませんよ。

スポーツによって肉離れしやすい部位も違います。

大腿二頭筋長頭(ももの裏)の肉離れが多いですが、長距離走では下腿三頭筋(ふくらはぎ)が多かったり、サッカーやバレーボールでは大腿四頭筋(もも前)に起こる事も多いです。
テニスや野球では捻る動作が多い為、腹筋群の肉離れが多かったりと競技の特性によって違います。
その中でも、大腿二頭筋長頭(ももの裏)の肉離れが圧倒的に多いのです。

 

 

肉離れの対処法

肉離れを起こした直後は、すぐ運動や動作を中断しPRICE処置を行なって下さい。
そしてなるべく早めに治療をすることをオススメします。

PRICE処置については以前、早川先生が書いてくれた記事に詳しく載っているのでチェックしてみて下さい。

 

 

 

治療する理由

応急処置後は的確な治療が必要です。
肉離れの回復には筋や腱の組織の再生が必要不可欠です。電気治療や手技療法を行うことで治癒促進を促していき、症状に応じてストレッチや関節を動かすような治療を行います。

肉離れの治療を怠ると、痛めた部位が瘢痕組織となり痛みが長引いたり、復帰時期を間違え、筋肉の柔軟性が十分ではない状態で負荷がかかり再発してしまう。なんてことも珍しくありません。

ですので、正しい診断の元、適切な治療を行なっていく事がとても大切になります。
放っておくと再発や、別な部位の怪我、痛みに繋がる危険性もあるので注意しましょう。

 

 

最後に

 

肉離れは、筋肉の柔軟性の不足が大きな要因となります。

肉離れの前兆として、”疲労感がたまっている”、”筋肉が張っている”などの自覚症状があったと言う人もいます。

復帰までの期間は重症度によっても違いますが、一般的に2〜6週間程かかります。
日常生活に支障が出たり、大事な試合等に参加出来なくなってしまう事もある為、注意が必要です。

怪我をしてしまった後の行動も大切ですが、事前に予防する事も大切です。
勿論、避けられない怪我もありますが、避けることの出来るものはなるべく回避していきましょう!
症状が改善しても再発に注意して日頃から多々ある原因を改善していく事を心掛ける事が大切です。

 

この記事を書いた人
赤澤 唯

接骨院の仕事は色んな症状で悩んでいる人の体ではなく、心に寄り添う様な形で貢献できる素晴らしい仕事だと思っています。
これからも、一人でも多くの患者様の役に立てるように「まごころ」を大切に頑張っていきたいと思います。

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